
建売住宅の見学で失敗しないためにチェックすべきポイントを紹介
建売の新築分譲戸建ては、インテリアや設備を全部自由に決めることはできないけれど、購入費用が安く予算がしっかりと管理できます。また購入後、入居までの期間が短いので、新生活もスムーズに始められるのが利点です。
とはいえ、現在使っている家具をどれだけ持っていけるのか、わが家の希望はどれだけ叶えられるのか、収納は? ベッドの配置は?……などなど、見学する際に細部にわたって確認しておきたいポイントがありますよね。
ということで、どんなところをチェックするべきなのか、実際に建売物件を購入した先輩たちから聞いてきました。参考になること間違いなしです!
実寸を測ってみる

新築物件の場合、マンションも注文住宅も購入を検討するタイミングでは「図面」「モデルルーム」の状態で比較検討することになります。分譲戸建ても「これから建築予定」という段階で物件情報が公開される場合もありますが、唯一「完成した物件を見て購入を決めることができる」ことが前提になっています。
そのメリットが最大に活かせるのが「実寸」を測れること。特に木造建築の場合、工業製品ではないので図面と多少の誤差が出ることは珍しくありません。たとえば中古物件の建築図面にも「現況を優先」と書いてある注釈を見たことがあるのではないでしょうか。
キッチンやリビングに「ちょうどピッタリの家具を配置したい」「サイズが合った注文家具を入れたい」という場合は、きちんと実寸と合わせなくてはいけません。また、狭めの寝室に柱があってベッドが置けるか心配だなど、不安要素がある場合は「メジャー」もしくは一人でも簡単に長い距離を測れる「レーザー距離計」があると便利です。
「思ったより広い/狭いな」という感想だけでなく、実際の広さを確認できるのは建売物件の大きなメリットです。
扉は全部開けてみる

初めて建売物件の見学をするときは緊張しますよね。最終的に誰かが購入する物件なので、勝手に設備に触っていいものか心配になる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん傷がついたりするような扱い方や、大きな音を立てて扉を開け閉めするような行為はマナー違反。
けれども収納については扉を開いてみないと、
- 収納内部に棚があるか
- 収納内照明はついているか
- 仕上げがどのようになっているか
- パイプなど什器(じゅうき)がきちんと取り付けられているか
といったチェックができません。収納は大きさだけでなく、使い勝手も重要なポイント。ぜひチェックしてくださいね。
点検口を教えてもらう
万が一、購入してから欠陥住宅だと分かったらどうしよう……。ほとんど起こらないことではありますが、不安に思ってしまうかもしれません。家の構造や表から見えない部分をきちんと点検するために用意されているのが点検口です。
床下と屋根裏を直接確認できます。もちろん、何の知識もない状態で内部を見せてもらっても、問題がないことの確認はできません。大事なのは「床下と屋根裏への点検口がきちんと確保されている」ということ。
最近の分譲戸建てでは、点検口が設けられていないケースはほとんどありません。分かりにくい場所にあったり、説明をしっかり聞いていなかったりしたことで10年後に困ったことになった! なんていう事例は珍しくありません。
新築戸建てにもかかわらず点検口を設けていない物件の購入は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
家の周りも一周しておく

分譲戸建てでよくあるケースが、それまで1軒の古家が建っていた敷地を分割して建築・販売するケースです。建ぺい率を最大利用して家を建てるため、隣との距離は比較的狭くなります。
見学会に参加すると、建物内部は時間をかけてじっくりチェックされる方は多いのですが、外観は玄関正面からしか見ていないという方が少なくありません。「隣家との境はどうなっているか」「家の裏側の通路はどのように舗装されているかなど」ぐるりと回って確認しておくのがオススメです。
時間を変えて再訪してみる
分譲戸建てだけでなく、注文住宅用の土地購入や中古物件の購入でも同じことがいえますが、時間や曜日を変えて再訪してみることは入居後をイメージするうえで非常に大切です。
特に、日当たりは時間で大きく異なります。また商店街が広く充実し、学校や病院など大きな施設が近いなら、通勤通学ラッシュに近い時間の確認も忘れずに。さらに夜は思ったより街頭がなく、暗くて怖いなんてこともあります。見学の時間帯を変えてみることで、入居後の生活がイメージできるようになりますよ。
複数戸ある場合は全部見せてもらう

分譲戸建ての場合、何戸かの建物が同時に建築される場合と、少しずつ時期をずらして建築される場合の2パターンがあります。
図面上の間取りは似ていても、内装やお風呂、キッチンのレイアウトが少し異なったり、照明やコンセントの位置に違いがあったりということもあります。同時に建築しているなら、似たような間取りの物件だとしてもそれぞれ確認させてもらいましょう。
「実はオプション」がないか聞く
分譲戸建てにも、オプションが付けられる場合があります。また、複数戸の分譲戸建て建築予定で、選考して1戸だけモデルルームとして公開しているようなケースの場合、実は内装とエクステリアにハイグレードなモデルを取り入れている場合があります。
モデルハウス棟を見学するときは、オプションがないか確認しておきましょう。
よい物件に出会ったら

「一生に一度の買い物だから、納得いくまでじっくり考えたい」。ほとんどの方がこのように思われるのではないでしょうか。
数百戸あるようなマンションならともかく、数戸程度の分譲戸建てで「角地」「日当たり抜群」「駐車場にクルマが入れやすい」などの人気の物件だと、検討できる時間は案外短くなってしまいます。
場合によっては検討中の方がすでに複数いて、「即断即決」が必要なことも珍しくありません。「よい物件だなあ! 」と気に入ったときほどその可能性が高いことを忘れずに、見学当日にしっかりとチェックを済ませてくださいね。
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