三重県のお役立ち情報
三重県とは
三重県は、日本列島のほぼ中央に位置し、東は伊勢湾に面し、西は紀伊山地に抱かれる自然豊かな地域です。伊勢神宮建立以来、「美し国(うましくに)」とも称されるほど美しい海と山が織りなす風景の中で、歴史的・文化的な名所が生まれてきました。三重県の地形は多様で、伊勢平野のような平地から伊賀盆地、紀伊山地に至るまで幅広く展開しています。このため、地域によって気候にも違いがあります。例えば、平野部では年間を通して温暖で降水量が多く、夏は高温多湿になります。一方で、伊賀盆地などの内陸部では寒暖差が大きく、夏は非常に暑く、冬は乾燥した冷え込みが見られます。山地部は標高が高く、冬場には積雪もあり、梅雨や台風の時期には大雨に注意が必要です。三重県は中部地方、東海地方、近畿地方のどのエリアにも当てはまる県で、国の機関によって異なる地方に分類されています。産業面では、四日市市を中心に化学や電子部品などの工場が多く、日本のものづくりを支えるエリアの1つです。さらに、伊勢志摩では真珠の養殖が有名で、松阪牛や伊勢エビなど高級な食材も全国に知られています。
三重県のおすすめのエリア
三重県に住むときにおすすめのエリアは、以下の通りです。
津市:三重県の県庁所在地である津市は、県の中央に位置し、利便性と自然の豊かさがともにそろった街です。面積は東京23区よりも広く、都会的な暮らしができる中心市街地と、緑あふれる里山の暮らしが共存しています。また、子育て支援や教育環境が充実しているのも津市の魅力です。津市では保育所の待機児童がいない状態を維持しており、安心して子どもを預けられる環境があります。また、医療費の助成制度や夜間の診療体制、ICT教育の推進など、子育て世帯に嬉しい取り組みが多く見られます。大学や短期大学も多くあり、教育を重視する家庭にとっても安心できる地域です。
四日市市:三重県北部に位置する四日市市は、人口約30万人の県内最大規模の都市であり、北勢地域の中心として発展してきました。江戸時代には東海道の宿場町として栄え、現在では日本を代表する産業都市として知られています。子育てや教育面でも、四日市市は支援が充実しています。子ども医療費の無料化(18歳到達後の年度末まで)をはじめ、産前・産後のサポート体制も整っています。また、育児相談窓口や親子教室、父親向けの講座なども用意されており、子育て世帯にとって安心できる環境です。
松阪市:松阪市は、三重県のほぼ中央に位置する街で、海・山・川といった豊かな自然に囲まれています。世界的にも有名なブランド牛「松阪牛」の産地として知られており、肉だけでなく、魚や野菜も新鮮でおいしいことから「食の街」としても注目されています。また、松阪市は子育て支援も充実しており、一時預かりの無料チケット配布や、授乳・おむつ替えができる「赤ちゃんの駅」の設置、市立小中学校での給食費の一部無償化など、家庭をサポートする制度が整っています。2024年からは「こども誰でも通園制度」もスタートし、共働き世帯にも安心な環境が用意されている街です。
鈴鹿市:鈴鹿市は、三重県の北中部に位置し、東には伊勢湾、西には鈴鹿山脈が広がる自然に恵まれた街です。県内有数の工業都市でもあり、自動車関連を中心に多くの製造業が集積しています。大企業から中小企業まで働く場所が豊富にあり、生活基盤としての安定感があるエリアです。子育て環境も整備されており、「子育て支援センター」や「つどいの広場」といった施設で相談や遊びの場が提供されています。延長保育や一時保育、低年齢保育も充実しており、働く家庭にとっても安心して子どもを預けられる体制が整っています。生活に必要な施設もコンパクトにまとまっていて、スーパー、病院、学校、公園などがそろっており、暮らしやすさも大きな魅力です。
三重県の交通事情
三重県は、日本列島のほぼ中央に位置しており、中部地方と近畿地方の結節点として優れた交通アクセスを備えています。特に県庁所在地である津市は、名古屋や大阪、東京といった大都市へのアクセスが良好で、通勤・通学はもちろん、観光や出張の拠点としても便利な場所です。鉄道は、近鉄線とJR東海線が利用できます。名古屋方面からは、近鉄名古屋駅から近鉄特急で津駅まで約45分、急行でも約60分でアクセス可能です。JRを利用する場合は、「快速みえ」に乗れば、名古屋駅から約50分で津駅に到着します。大阪方面からは、近鉄難波駅から近鉄特急で津駅まで約85分、京都駅からは約115分となっており、関西圏からも無理なく移動できます。伊勢市や鈴鹿市、松阪市など県内の主要なまちへも電車で30分前後で移動できるため、三重県内での移動にも困りません。自動車でのアクセスも良好です。名古屋からは、東名阪自動車道と伊勢自動車道を経由して津インターチェンジまで約65分、大阪からは、西名阪自動車道と名阪国道、伊勢自動車道を通って約110分、京都からは、新名神高速道路を経由して約70分と、どの方面からも比較的スムーズに移動できます。
三重県のおすすめスポット
三重県には、歴史ある神社から異国情緒あふれるテーマパーク、コンテンツが盛沢山の複合型施設、 世界的に有名なモータースポーツ施設まで、さまざまな観光スポットがあります。移住後の休日を充実させてくれる、代表的な観光地を4つ紹介します。
●伊勢神宮
日本人の心のふるさととも言われる伊勢神宮は、三重県を代表する神社です。内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を中心に、伊勢志摩地域に点在する125の社から構成されており、2000年近い歴史を有しています。参道には樹齢700年を超える杉が立ち並び、神聖な空気に包まれた境内では、日本の伝統と自然の美しさを体感できます。
●志摩スペイン村
志摩スペイン村は、スペインの文化や街並みを再現したテーマパーク「パルケエスパーニャ」を中心とした複合施設です。陽気な音楽が流れる園内には、絶叫系から子ども向けまで幅広いアトラクションが揃い、家族連れにも人気です。
●ナガシマリゾート
ナガシマリゾートは、三重県桑名市に広がる日本有数の複合レジャー施設です。絶叫系アトラクションがそろう「ナガシマスパーランド」や、日本最大級の花のテーマパーク「なばなの里」、広大な天然温泉「湯あみの島」など、多彩な施設を有しています。隣接のホテルに宿泊すれば、遊園地・温泉・グルメ・ショッピングを存分に満喫できます。
●鈴鹿サーキット
モータースポーツファンにとって聖地とされる鈴鹿サーキットは、F1日本グランプリや鈴鹿8耐など、世界的なレースが開催される本格的なレーシングコースです。サーキットには遊園地「モートピア」が併設されており、モータースポーツをテーマにしたアトラクションが豊富に用意されています。