
海外のようなお風呂・トイレ・洗面が一体のバスルーム、家づくりの先輩にメリットとデメリット聞きました!
「“ユニットバス”って、ワンルームマンションとかシングルルームのビジネスホテルでよくあるお風呂とトイレと洗面スペースが一緒になっているタイプのことでしょ? 」と思っていませんか?
実は「ユニットバス」の意味は、「工場で生産されたパーツを現地で組み立て作るバスルーム」を指します。極端な例ですが、大工さんがヒノキで仕上げた和風湯船の隣にトイレがあっても、「ユニットバス」とは言いません。
日本では「お風呂と洗面スペースとトイレが一部屋に配置されている」家族向け住宅は少ないですが、海外ドラマや映画などでは広々としたバスルームと同じスペースに洗面もトイレも設置されているといった間取りを見かけることが多いのではないでしょうか。
高級ホテルのような空間を家づくりに取り入れたい方、開放感のある生活空間を求める方、欧米スタイルの生活様式に合わせたい方など、お風呂・洗面スペース・トイレを一体化してつくる「3点ユニットバス形式」を取り入れたい! と検討中の方に、実際に新地一戸建ての先輩の声をお届けします。
もちろん、今回も「気がつかなかった失敗」と「思いがけずよかった点」の両方をうかがってきました!
「3点ユニットバス形式」の思わぬ失敗とは?
まずは、「まさかこんなことに困るとは……」な経験談をご紹介します。
子どもが小さいうちはよかったけれど大きくなってきて困ったことに
海外のリゾートホテルのようなインテリアを目指して内装を決めたわが家。
「お風呂」ではなく「バスルーム」と言いたくなる雰囲気にするために、ピンタレストでそれっぽいバスルームをいっぱい集めて、ガラスでシャワーの前だけ覆った開放感のあるタイプに決定! トイレまで可愛いわ~! と大満足でした。
実家の両親からは「落ち着かないねえ」「ここのトイレは嫌だよ」なんて言われていたのですが、夫婦ともお互い気にならないタイプで、お客様はリビングに近いトイレに案内するし! と満足していたのですが……。
問題を感じ始めたのは長女が小学校高学年になったころ。それまでは鍵もかけずにお風呂中にパパが歯磨きしたり弟がドライヤーを使ったりしていたのに、嫌がるようになりました。それは年ごろなので尊重しなければいけません。
「誰かがお風呂に入っているときはトイレも洗面も使えない」を実感するのは、子どもが小さいうちではなくて「家を建ててから数年後」に来るかもしれませんよとお伝えしています。
広い=寒い!
トイレと洗面スペースだけでなく、うちはプラスで洗濯機も同じ場所に設置したモルタル仕上げの一体型バスルームにしました。
どうしても高額になりがちな建築事務所に依頼する注文住宅だけれど、できるだけコストカットもしたかったので、扉や壁が必要なく、照明や換気扇など設備の数も減らせるという点でのメリットが大きくこの仕様を選びました。それに、それぞれへの通路も必要ないので無駄なスペースを減らすこともでき、コストカット目的の割にはインテリア性も高くて大満足な仕上がりに。
でも、問題は「冬」でした。夏場は風通しもよく涼しいのですが、冬になると湯船からの湿気と熱だけではとても全体が温まるほどではありません。お湯が冷めるのも早いです。冬の寒さが厳しい地域や、家そのものの断熱性能が高くない場合、バスルームの大きさはほどほどに&断熱性が高まる一般的なお風呂スタイルにすることをオススメします。
オシャレ以外にも……こんなところが便利でした!
次にご紹介するのは、「思ってもみなかったところで、便利さがあった」という経験談です!
掃除がとてもラク
海外に赴任した時に、現地では1ベッドルーム1バスルームが普通であることを知り、確かにこれは便利だなと思って家を建てる時にこのスタイルにしました。
便利だな! と思ったポイントはいくつかあります。
- 朝起きてすぐシャワーやコンタクトを入れるなど身支度を整えるのがスムーズでよい
- 子どもにたちにも自分の身の回りは自分で整えることを教えられる
- 同じ時間にバスルームを使いたいときにも渋滞しない
もちろん、日本の住宅事情から考えれば個室すべてにバスルームを用意するのは現実的ではないかもしれませんが、一人っ子で部屋数が多く必要なわけではないので踏み切りました。
中でも便利さを感じているのが、「掃除がラクである」ということです。バスルームはすべて防水タイル仕様なので、気軽に水洗いもできますし、さっと拭くだけでもスッキリときれいになります。水回りの掃除は日々の積み重ねで大変さがまったく違うので、「さっと水で流せてすぐ拭き取れる」といいですよ!
介護に便利
自宅で将来的に介護の可能性があるなら、3点ユニットバススタイルは本当に便利です。
一緒にトイレに入って介助できること、トイレの失敗をすぐに処理できる場所が近いこと、最悪水で流せること、ぎりぎりまで車いすを乗り入れることができること……。限界まで自分でトイレに行けるように、手すりを設置するのもスペースに余裕があるならば可能でした。
もちろん、トイレトレーニング前の小さなお子さんや、病気やけがで補助しなければいけない家族がいるときもとても便利です。介護のためのリフォームを検討しているなら、3点ユニットバスぜひ検討してみてくださいね!
先輩たちの声を参考にわが家にピッタリの家づくりを!
毎日使うバスルームやトイレは、間取りを考えていくうえでも悩む方が多い場所の一つです。
今の生活はもちろん、将来の暮らしについても家族で話し合ったうえで、わが家にピッタリの間取りを見つけてくださいね!
みなさんが後悔のないお家を建てられますように! 応援しています!
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