新築に引越しする際に家電をまとめて買い替えるメリット・デメリットを紹介
マイホームを購入し、そろそろ引っ越しの日取りも決めなくちゃ……というタイミングに、多くのご家庭で頭を悩ませる問題の一つが「今ある家電を新居にもっていく? それとも新しく買いなおす? 」ということ。
「せっかく新しい家なのだから、家電もすっきりキレイな状態から新生活をはじめたい! 」という気持ちはあるものの、家電総入れ替えとなるとさらなる「まとまったお金」が必要なだけに慎重に検討したいものですよね(資金計画の段階で、家電買い換えの分まで計画してる方もいらっしゃいます!)。
今回は、新築戸建てを購入した先輩ご家族で家電総入れ替えについてお話を伺って、家電をまとめて買い替えるメリット・デメリットについてご意見を集約しました。家電買い替えについてお悩み中のご家庭にお届けします!
1.家電をまとめて買い替えるメリットとは?
まずは「家電をまとめて買い替えてよかった! 」というご意見を紹介します。
1-1.古い家電の清掃整備が不要
わが家がまとめて購入した大型家電は、クーラー、冷蔵庫、洗濯機の3種類です。
共通点は、「清掃メンテナンスが必要なもの」ということ。
せっかくの新居ですから、きれいな状態のものを長くキープしたい。つまり、引っ越し前の家から持っていくものは、きちんと掃除やクリーニングをしてから運び出さないといけないですよね。それが大変そうだな……と思ったのがクーラーと冷蔵庫と洗濯機でした。
クーラーと冷蔵庫は10年使っていたら電気代もだいぶ変わっていますよと言われたことも大きかったです。壊れていたわけではないし、あと10年は使えたかもしれないのでもったいないかなという気持ちはあったものの、引っ越し前のバタバタしているときに家電の大掃除なんて、考えただけでも「無理!! 」と思ったので吹っ切れました(笑)
1-2.引っ越し前に、新居に家電だけ先に入れることができる
以前住んでいた賃貸マンションと、購入した新築戸建ては同じ学区内にあって徒歩数分程度の距離でした。
賃貸マンションの契約解除のタイミングよりも、戸建ての引き渡しのほうが2週間程度早くなったのですが、その2週間の間に、先に大型家電の納品を済ませておけたのはとってもラクでした!
古い家電は引っ越し業者さんへ引き取り依頼をしてしまったので、当日も触らなくていいし、冷凍食品や飲みものをすぐに冷やせたのは助かりましたね。特に、暑さ寒さが厳しい時期に引っ越しするなら大事なことだと思いますよ!
1-3.ジャストサイズの家電が選べる
わが家にとって「終の棲家」になる戸建て。やっぱり「自分たちに合わせたつくり」にできるのが賃貸との大きな違いですよね。
特に、リビングやキッチンは、造作家具を中心にジャストサイズで揃えて、無駄な空間を作りたくないなと思っていました。そのために、家電も設計段階で欲しいものを調査。そのサイズに合わせて造作家具を作ってもらいました。
もちろん、将来的に家電を買い替えなければならないタイミングは出てくると思うのですが、今新しくしておけば20年くらいは「ジャストサイズ」な暮らしができると思って満足しています!
1-4.まとめて購入で値引き交渉がしやすい
以前、家電量販店でアルバイトをしていました。
大型家電は元の値段も高いし、値引きがあるかどうかで支払いトータルが大きく変わってきますが、交渉して値引きを引き出しやすいのはやっぱり「まとめて購入」したとき。特に、「新築戸建てだし、家電も頑張りたいんだけど、ちょっと予算オーバーなんだよね……」なんて「値引きして欲しい理由」も言いやすいですし。
お店としても納品がまとめてできるし、引き取り交換の時間と手間がかからないのでと対応してくれやすかったです。値引き交渉できるタイプの方ならオススメですよ!
2.家電をまとめて買い替えるデメリットとは?
「先立つものさえあれば」メリットばかりに感じる家電買い替えですが、実は「お金」以外にもデメリットが出てきました!
2-1.お祝いで声をかけてもらえたのに
大型家電以外にも、扇風機や布団乾燥機、照明、トースターにドライヤーなど小さな家電まで一気に買い換えました。
今思うと「そんなに急いで買わなくてもよかったなぁ」と思ったのが、「新築のお祝いに、何か新居で必要なものを贈るよ」というお声を親せきやお取引先からたくさんかけていただいたときでした。
小物家電って、そういう「お願いしやすくてずっと使えて記念になる」ちょうどいいアイテムだったなと(笑)お付き合いが多いお家なら、小型家電はゆっくり決めるといいかもです。
2-2.耐用年数が同じくらいの家電が将来同時に壊れる
最近何組かのご家族から同時に聞いて「怖いな~」と思ったのが、「冷蔵庫や洗濯機は耐用年数が同じくらいだから、将来立て続けに壊れて予定外の大出費になることが……」という話。
耐用年数があと15年くらいだとすると、ちょうどわが家は子ども2人が大学進学をしている時期です。
今からコツコツ「家電買い替え貯金」をしておきます……。
2-3.感覚がマヒして予算オーバー
注文住宅という「桁にゼロがたくさんついている」ものを買って、ただでさえ金銭感覚がマヒしてしまう時期。
その感覚のまま家電も見ちゃうと、「あ、これも買っておこう」「あとから変えられないから、いいものを選んだ方が長く使えるし! 」とそれまでなら絶対選ばなかった「最上位の最新機種」を選んじゃったりもしました。
完全にオーバースペック&予算もオーバーです。本当に気をつけてください。
2-4.忙しすぎて適当な買い物に
わが家は「今ある家電」が一人暮らし用の小さいものばかりだったので、持っていけるものがそもそもありませんでした。
普段ならじっくり検討して、最安値で機能的な買い物をするのが好きなのですが、正直家に対して全部のパワーを使ってしまい、家電のことに回す余力はゼロ。
「入居日に間に合うのはどれですか!? 」みたいな買い物になってしまったのが残念です。
3.わが家的にはどっち? 家電購入は計画を立てて!
新しいお家で始まる新生活。どうせなら家電も一新したい! と思う方も少なくないでしょう。
家電の買い替えには、それぞれメリット・デメリットがあります。予算はもちろん、今後の人生設計などにも影響することもあるようなので、しっかりと計画を立てて購入するようにしてくださいね!
先輩たちの意見を参考に、後悔のない買い物をしてください。