インテリアカラーを意識した注文住宅・新築一戸建てで後悔したことは?
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シンプルに白い壁紙と、使い勝手のいい突き板フローリングなどの組み合わせもいいですが、「色」でインテリアに個性を出したいという方も増えているようです。注文住宅を検討されているなら、インテリアカラーにこだわってみてはどうでしょう。
しかし、オシャレなインテリア雑誌に出てくるようなカラーリングを目指してあれこれ工夫してみた結果、「実は後悔しています」という方も。
「新築一戸建て建築にまつわるちょっとした後悔」シリーズから今回は、~インテリアカラー編~です!
モノトーンが好きで黒の分量が多すぎた!
夫婦でモノトーンが大好き。服のコーディネートをはじめ、家具や家電などあらゆるものを黒でまとめています。黒って質感や光沢感、高級感があり、濃さで本当にいろいろな表情もあるので欠点がない色だと思うんですよね。
「インテリアをモノトーンでまとめよう!」というのはすぐに決まりました。そこで家の外壁はガルバリウム鋼板、玄関は土間、サッシは全部黒、空気清浄機やエアコンなどの家電や調理器具も全部黒に。むしろ選ぶのはラクでした。
そのあたりで満足し、少し冷静になれればよかったんです。でも新築中でテンションが高めになっていたのか、タオルをはじめリネンやソファ、カーテンやスリッパまで買い替えアイテムもほとんど黒を選んでしまいました。
遊びに来てくれた友人や親戚には「……黒いね」「なんか部屋の中暗くない?」と言われ、遠慮なしの親からは「あんたたち精神的に大丈夫?」とひどいこと言われました。モノトーン好きな方、黒の分量には注意してくださいね。
(Aさん・デザイナーズ注文住宅を建築、5年)
差し色は青や赤!バブルっぽいねと言われる
インテリアってそのときの流行がありますよね。定番となったスタイルもたくさんありますが、少し尖ったデザインが気になることってありませんか? わが家は完全にそのタイプでした。
バブル時期、インテリアに幾何学模様を取り入れたり、赤や青といったビビッドカラーを指し色に使ったりするのが流行ったんです。わが家はちょうどそのころに家を建てたので、コンクリート打ちっ放しの躯体(くたい)に明かり取りの羽目殺しの丸窓、手すりは赤いペンキ、窓枠は青の金属……。
当時は「オシャレ~!!」って遊びにきた友だちに褒められましたが、最近のインテリア雑誌には我が家のようなスタイルは載っていません。つい先日、遊びに来た友だちに「なんかバブルっぽいインテリアだね!」って言われちゃいました。まぁ、大当たりなんですが。
「最近流行している今までにないデザイン」を検討するときは、これから何十年も住み続けるということを考えておいてくださいね……。
(Bさん・建築事務所に依頼して注文住宅を建てて30年)
白一色。なんだか寒々しい
シンプルなインテリアが好きなので壁紙をはじめ天井、フローリングを白にしました。また白なら「お掃除も自然と頑張れるかな」と思って、カーテンや照明もほぼ白一色です。
お部屋は明るい感じ。実際、少し汚れただけすごく気になります。大きな汚れになる前に小まめに拭き掃除をしているので、きれいな白色がキープできています。掃除がラクになるよう隠す収納にしているので、掃除の大変さはないです。
1つだけ悩ましいのが、あまりにも「何もない」感じで寒々しく、冬場は特にそう感じます。写真を撮っても「スッキリしていてオシャレ」というよりは、「引越初日でテーブルとイスしかない」って感じです。スッキリしているのはいいですが、オシャレとはほど遠い感じなのが悩みです。
(Cさん・大手ハウスメーカーに依頼して新築戸建てを建築、6年)
ゴールド&シルバーがアクセント!まさかのツッコミ
私はロココ調のインテリアが大好き。猫足のダイニングチェアや真っ白な飾り棚、天蓋付きのベッドなどに憧れています。でも、夫はシンプルモダン派なので受け入れてもらえず諦めました。
シンプルモダンなインテリアが嫌いではないので「差し色に黒やグレーではなく、ゴールドやシルバーを使ってもいい?」とお願いして、夫もそれならとOKしてくれたんですけど……。
ドアの取っ手やコンセント、照明の傘などは金属パーツを基本的にゴールドとシルバーのツートーンにして華やかな印象に。私としてはとても気に入っています。でも、ちょっとひっかかっているのが友人からの一言です。
「新築おめでとう! すごくキレイで素敵なインテリアだけど、ゴールドとシルバーとホワイトのコーディネートってなんかクリスマスって感じ。一年中クリスマスで可愛いね~!!」って。一年中クリスマス……。まあ確かにクリスマスの装飾は好きですが、なんだか少しひっかかる感じがするのはなんででしょうか。
(Dさん・建築士に依頼して注文住宅を建築後5年)
インテリアカラー選びの大変なところは「見本で選んだ色と、実際に内装や家具で使用する色とでは大きさが違う」という点。小さい見本と大きな面積を占める実物では受ける印象は違って当然です。
トータルコーディネートでチェックできるアプリなどを活用して、「色のボリューム」も必ず確認してみてくださいね!