分譲住宅のおすすめオプションは?種類や選び方のポイントを解説
「分譲住宅」と聞くと、生活に必要な設備は一通り揃った状態で売られているイメージを持つかもしれません。しかし、標準装備としては最低限のものしか搭載されていないケースは多く、便利に暮らしたいと思ったらオプションを付けた方が良い場合があります。
オプション工事はよく考えて選ばないと、実際にはあまり使わない設備を付けてしまったり、想定していた以上の高額な費用がかかってしまったりすることがあります。この記事では、分譲住宅のオプションを選ぶ際のポイントや、気を付けたい注意点などを解説します。
1.分譲住宅のオプションで必要性が高いもの
ハウスメーカー・工務店によって詳細は異なりますが、分譲住宅購入後の生活で早急に必要になるオプションとしては、以下のようなものがあげられます。
エアコン
地域によっては必須とは限らないものの、全国的に気温上昇が進んでいることから、住み始めてからすぐエアコンが使えるよう設置するのがよいでしょう。オプションとして選択する場合、本体価格と工事費を合わせると十数万円の出費となるため、本体は自分たちで型落ち品を探してコストを削減したいところです。
カーテンレール
カーテンレールは、多くの人が「付いていて当たり前」だと勘違いしているものの1つです。好きなデザインのカーテンを選ぶため、DIYで取り付ける人もいることから、オプションとなっているハウスメーカー・工務店が多い傾向にあります。
窓1箇所だけなら、それほど値段は高くありませんが、すべての窓に設置する場合は数万円単位の出費になります。しかし、カーテンは基本的にどの部屋でも必要になるため、オプションとして頼んだ方が無難です。
照明
照明に関しては、住む人によって好みが分かれるため、基本パターンでは玄関・浴室など限られた場所のものしか設置されていないケースがほとんどです。リビングや居室に設置する照明は、最低でも1箇所あたり数千円を見積もる必要があり、これに電気工事費用も加わります。
網戸
網戸は換気に必須のため、最初から分譲住宅に付いているものと考えがちですが、こちらもオプションの一種です。虫の侵入を防ぐ機能・花粉をカットする機能などを備えた網戸もあるため、必要に応じて欲しい機能のものを選びたいところです
室内干し
室内干しが多い家庭の場合、室内干しができる設備をオプションで付けておくことも大切です。自分たちで物干しスタンドなどを買おうとすると、その規格に生活を合わせなければならず、不便になる恐れがあります。
テレビアンテナ
分譲住宅であっても、テレビアンテナは最初から付いているわけではなく、あくまでも設置はオプションです。テレビアンテナを設置する場所は高所のため、自宅を購入した段階で設置を依頼しましょう。
洗濯用防水パン
洗濯用防水パンは、2階以上の上階には設置すべきものとされ、2階に水回りがある家は設置を検討すべきオプションです。洗濯機下床は、設置環境によっては結露水で痛むこともあるため、住宅の価値を下げないためにも重要です。
表札
ホームセンターでも手に入れられますが、表札はオプションで設置できます。気に入ったデザインがあれば、手間を省いてオプションで選んでしまうのもよいでしょう。
2.分譲住宅のオプションであると嬉しいもの
すべての人にとって必要とは限りませんが、あると便利なオプションもいくつか存在しています。
シャッター
窓に付けるタイプのシャッターは、防犯のほか台風による窓ガラスの破損を防ぐ効果も期待できます。1箇所あたり数万円のコストを想定しなければなりませんが、主に防犯目的であれば、1階だけに設置する方法もあります。
防犯フィルム・面格子
防犯を主体として考えるなら、防犯フィルムと面格子を使う手があります。泥棒の侵入を防ぐ点で有効ですが、付いているだけで防犯意識の高さをアピールすることにつながります。
ベランダルーフ
バルコニーは様々な用途に使用できますが、例えば洗濯物を干しているときに雨が降るなど、急な天候の変化に対応できないこともあります。ベランダルーフがあると、天候による劣化・汚れを防ぐことができるので便利です。
カーポート・サイクルポート
自動車や自転車を、雨・雪から守ってくれるので、天候の影響を受けずに乗り降りができます。ガレージに比べて、比較的低額で設置できるのもメリットです。
カップボード
カップボードとは、皿・カップといった食器類を収納する棚のことです。家電が置けるタイプのものもあり、組み合わせ・大きさによって値段が変わります。
なお、アイダ設計の分譲住宅では、カップボードは標準装備となっています。
3.より暮らしが充実するオプション
マイホームへのこだわりがある人は、生活の質が大幅に変わるオプションを選ぶのもおすすめです。以下、具体的なオプションの種類をご紹介します。
ウッドデッキ
庭いじりをする人や、子どもの遊び場を作りたい人にとっては便利なオプションです。新居での生活に必須ではありませんが、色々な使い方ができるため、外の空間を活用したいなら検討すべきでしょう。
砂利
泥棒が砂利の上を歩くと音がするため、防犯対策として地面の上に砂利を敷く家もあります。防犯以外にも、雑草の成長抑制や水はけ改善などのメリットがあります。
IHクッキングヒーター
キッチンの標準装備はガスコンロが一般的ですが、IHクッキングヒーターに変更すると、火を使わないため火事防止につながります。プロパンガスは高いため、光熱費節約の観点から選ぶ人もいるようです。
外壁
デザインで選ぶだけでなく、汚れがつきにくいもの、遮熱効果があるものなどを選ぶと、生活がより快適になります。長年同じ家で暮らすことを考えているなら、外壁にこだわるのも一手です。
太陽光発電システム
太陽光発電を導入すると、長く住むほど電気代がお得になります。リース型の太陽光発電システムもあるため、導入する場合はコスト面で負担の少ないシステムを検討しましょう。
4.分譲住宅向けオプションの選び方のポイント
ここまでお伝えしてきた通り、一口に分譲住宅向けオプションといっても、たくさんのオプションがあります。分譲住宅向けオプションを選ぶ際に迷った際は、以下の点に注意してオプションを選びましょう。
分譲住宅の諸費用について|購入前に発生する手付金など詳しく解説
後でプラスした場合のコスト
住み始めてから時間が経過し、不便を感じてから後付けすると、その分コストも増える傾向にあります。オプションとして頼んだ場合と、自分たちで後から付け足した場合とで、どのくらい金額が違うのか確認しておくとよいでしょう。
DIYの有無
オプションは、物品の値段+作業工賃がかかるため、DIYのスキルがあるなら「自分でできること」は極力自分でやった方がコスト削減につながります。そうして浮いたコストを、別のオプションに振り分ければ、費用を抑えられるでしょう。
必要なものだけを厳選する
現在は自動車を持っていない状況で、今後必要になるかもしれないからとカーポートを設置するのは、誰にとってもメリットのある話とはいえません。オプションを選ぶ際は、現時点で必要になりそうなオプションだけを厳選して選ぶようにしましょう。
5.まとめ
分譲住宅のオプションには、住んでからすぐに必要になるものもあれば、人によって判断が分かれるものもあります。一つひとつのオプションにつき、独自に比較検討して注文するのは、思いのほか骨が折れる作業です。
アイダ設計なら、家具・照明付きなど自分が気に入ったものを自由に選ぶことができます。ご予算に応じて追加工事も可能なため、まずは資料請求からお気軽にご相談ください。